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第19話

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書類が山のように、山脈といった方が正しいのか一面に積み重ねられている。
『 器物破損 』『 修理費用請求書 』
の文字が並べられたのが7割で、重要書類が机に広げられている。
沖田
土方さん
あの女はどうでしたかィ?
土方
どうもこうも代わりねえよ
後、仕事しろ
その7割の確信犯をあしらう。
伊藤鴨太郎を兄とする伊藤あなた
その名の通り血の繋がりを持つ縁者であり、それまで存在が見られなかったもの。
真選組局長近藤の暗殺を企てた伊藤と関わりが怪しまれる重要参考人として連れてきた。

先程と繰り返すが、存在が確認されていなかった。
元々伊藤と深く話すことも関わりも無かったが、書類にのせている記述は3人兄弟と文字だけみれば男3人だと考えていてもおかしくないだろう。
沖田
ザキがいない間土方さんが面倒を?
土方
あぁ
怪しい動きがあったら…
沖田
なら俺が見てもいいですよねィ
筆を持ちながらがおちゃらけたような発言を放ったほうを睨む。
だがそれもほんの僅かの時間で、書類に向き直る。

ミシッと畳が軋み廊下へ繋がる襖をひく
土方
好きにしろ
一言かけるやいなピシッと襖を閉める

相変わらずの自由人はどうも面倒だと思いかならも、何かしら考えでもあるのか推測する。
閉められた襖をみすえて。









伊藤鴨太郎がおかしたのは真選組にとって大罪であり、これまでになかった出来事、動乱だった。
鬼兵隊やその他過激組織の浪士との繋がりがあり、1年を過ぎてもなお経緯が掴めないものだった。

そんな者の縁者が屯所に住み込んでいるのなら隊士たちの反応もそれなりであった。