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小説
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川西家は今日も幸せいっぱいです!
🦢 161
あ"〜…具合最悪…
りんご持ってきたけど、起きれそう?
無理、起きれないし食べれない
だよなぁ…食べづわりは治まったのか?
うん、完全に吐きづわりにシフトした
どっちもしんどいもんな…少し休む?
んー…どうしよ…
みんなまだ帰ってこないし、今のうちに休んどいたら?
そうしよっかな…あ、一華(かずは)の入学準備しないと…
名前貼りとかなら俺やるよあとやることある?
名前貼りが1番難関
算数セット見たとき目眩したもん
まぁでも、今回は上2人の算数セットあるからいいけどさ…
いやほんとそれな?でも何気に名前貼り多いってやだよな
なんでこんなに多いんだ…
賢二郎の頭を膝の上に乗せ、地道に名前貼りをする。
てか、俺も歳取ったのか目がチカチカしてよく見えないんだけど。
え、結構ショックなんだけど?
太一、大丈夫?
え、何が?
顔赤いし、熱あるんじゃない?
熱…?
ほら、体温計鳴ったら教えろよ
賢二郎から体温計を受け取ったら、急に頭がぽわぽわしてきた気がする。
もしかしてほんとに熱あったりして。
何度?
38.2℃…マジか…
はい、横になって診察するよ
それよりお前に移すわけには…
マスクするから平気はい、口開けて
あー…
喉赤くなってるね処方箋書いて薬もらってくるね
待て待て待て、お前どこ行くの
病院しかないだろほら、寝ててよ
俺が何か言う前に、賢二郎が家を出て行く。
やばいよなぁ、こんな時期に風邪なんて。