第9話

ヒカリ
32
2019/11/22 11:40
叫んで 叫んで 涙溢れないように
走って 走って 何かにぶつかるまで

桜の舞う季節 新しい瞬間に
心を踊らせ そっと揺らした
桜の散る季節 少しの瞬間に
暗闇の中に そっと 閉じ込めた

分からないよ 分からないよ
そっと腕を伸ばして
知らないよ 知らないよ
突き放すボク

歩いて 歩いて そっと背を向けて歩き出す
泣いて 泣いて 蹲りその世界に蓋をした
もう ここには 届かない光
良いんだ 良いんだ これで


緑の舞う季節 少しの休息に
心を踊らせ そっと揺らした
緑の生い茂る ひとつの瞬間に
外からの光 ずっと 見られずに

嫌なんだよ 嫌なんだよ
両の腕を伸ばして
辞めてくれ 辞めてくれ
光を閉ざす

話して 話して そっとことばを零していく
溢れて 溢れて 止まらなくなるこの気持ち
もう それでも 諦めた光
良いんだ 良いんだ きっと


そんなボクが 少し見た光
たった少しだけ 踏み出せたのなら


叫べ 叫べ 暗闇を切り裂く声で
走れ 走れ 光を逃がさないように
もう ここには もうないけれど
走って 走って 光を掴むために
叫んで 叫んで 光の中に届くように
伸ばして 伸ばして どうか引き上げて下さい
飛んで 飛んで 光の中に戻れますように
そっと 願った 希望の光
お願い お願い 届いて

ボクに あなたに 光を
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亜璃珠
亜璃珠
これも作詞したやつですね!
曲作れるようになりたーい

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