次の日の朝。
朝起きると、三郎の部屋から、パソコンの音がした。
三郎が起きていたので、部屋に入ってみると、パソコンで、調べ物をしていた。
少し、後ろから、パソコンを覗いてみると、そこには、私が組んでいた、reddomu-nwhingusuのメンバーについてだった。
私は思わず、
と声を出してしまった。
すると、三郎は、少し、ビクッとなりながらも、
と言って、パソコンを閉じた。
リビングに行くと、一郎が、ご飯を作っていて、朝から笑顔だった。
一郎の手伝いをしていると、一郎に二郎を起こすように頼まれた。
二郎の部屋に入ってみると、二郎は、ベットから、落ちていた。
と、5回くらい呼んだけれど、
この状況で、 体を揺さぶっても
と言うので
と言うと、飛び起きた。
あらかじめ、起きない時のために、一郎から教えてもらっていた。
二郎を起こしたあと、自分の準備をした。
私の首筋には、中王区のマークと、71982という番号が描かれている。
それを隠すように、通う高校の制服に着替えて、
朝ごはんを食べて、二郎と一緒に、学校に向かった。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。