第3話

two
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2019/12/12 10:10










『ねぇねぇ?周りにいる男子とは

どういうご関係?』










『やっぱりいつ見ても可愛い。』










『ねぇ連絡先は?』










『お名前は?』










『彼氏できたことあるの?』










『初めては全部俺がいいな〜…勿論あっち系のことも。』










『この綺麗な唇に俺のを重ねられるのが待ち遠しいよ。』










こんな調子で入学式が終わってからも凄く話しかけれる。










「この子達は今日知り合った友達です。」










『ふーん。1人ずつ自己紹介お願いできるかな?』










「下の名前だけでいいですか?」










『うんいいよ。』










「駿也、陸翔、はやと、らいと、玲於、輝人、遥人です。」










「「「「「「「よろしくお願いしまーす!!」」」」」」」










『ところでみんな。サッカー部入らない?』










高橋「みんなサッカー部入る予定っした。」










『おぉ!!俺サッカー部!よろしく!!

あなたちゃんは俺専用マネージャーね♡』










「…はい?」










この先輩といると気が狂いそうになる。










どこまでも甘くてあまぁぁぁぁい!!!と突っ込みたくなるくらい。










学校の王子様みたいな存在なんだろうな。










世間で言う某男アイドル事務所的な。










『ね?いいでしょ?

俺的には凄くいいと思うな。

俺がサッカーしてる姿をあなたちゃんに見てもらえるし

あなたちゃんに見て貰えたら俺もっと頑張れちゃうし…それに…』










などそんな甘い言葉をずらずらとざっと15分くらい話された。










でも私は陸上部に入りたいんですが…。










意外と…得意…なはずなんです。










「…私陸上部入りたいんです。」










『えぇぇぇ〜…勝利と一緒とか許さないからっ!!』










「いや先輩に許すとか許さないとか決める権利あります?!」










『ある!!将来の俺のhoneyなんだから!!!』










「いや意味わかりません!!!」










佐原「まぁまぁ。サッカー部だって走れるし。

マネージャー結構忙しいみたいだからさ?

やってあげよ?」










「でも〜…!!!」










『そうだぞあなたちゃん!!!

サッカー部マネージャー一人もいないんだぞ!!』










橋口「え。なぜに。」










『全員顔目当て。

ろくに仕事してくんないんだよね。

俺ほんと怒だよ。』










なんて言いながらほっぺをぷくっと膨らませる先輩。










いや子犬ですか???










前世子犬???










もしかしてまだ子犬残ってます??←










「…じゃあ体験してからってことで。」










『ありがとう姫っ!!!!

俺嬉しいっ!!!!』










まだ本当にやるとは決まってないのに










「やったー!!」「あなたちゃんがマネージャー…♡」










「俺あなたちゃんに見られちゃって照れちゃうかもっ…/////」










とか喜びが前面に出てる先輩…










『あなたちゃん大好きっ!!!!!ギュッ』










「うわっ!!先輩!!!!」










先輩…会って早々こんなことできるの先輩くらいです…。










(入学式。先輩に一目惚れされました)

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