第7話

six
648
2020/03/10 13:29








「キャラメルフラペチーノのホットで。」










『俺もそれ!!』










『俺ブラックガムシロ1ホット』








「えっと……キャラメルフラペチーノのホットを2つ。

あとブラックのホットでガムシロひとつでお願いします!」










店員「お会計…1524円となります。」










「……意外とするな。財布…財布…」










『あなたちゃん?席行くよ?』










「でも…」










先輩の方へ目を向けるともう商品を持っていて










また店員さんもお会計を済ませている。










この財布を探してる時間で何が起きた?










たった数十秒の時に。何が起きたんだ??










『中島払ってくれた((ボソッ』










中島先輩に聞こえないよう菊池先輩が囁く。










また。まただ。










前私がお弁当を忘れたと言った時も購買で買ってきてくれた。










『あなたちゃんはこっち。俺の隣。』










「あ。はい」










私が菊池先輩とお茶をする予定だった理由は










先輩のことで相談があったから、だ。










大抵菊池先輩と二人きりの時は先輩の話をする。










でも今日は別。私の隣で甘いキャラメルフラペチーノを飲んでるだけで










可愛くて、かっこいい、絵になる中島先輩がいる。










『なぁに、そんな俺の事見つめちゃって。』










優しい笑顔で優しい声で、そう、先輩は










私を占領していくんだ。










『俺のこと、好きになっちゃった?笑』










そうやって優しく笑いかけてくれる先輩とずっと一緒にいたい。










恋愛偏差値2の私がこの気持ちに気づくのはもう少し、後のこと。

プリ小説オーディオドラマ