side 草野
わたくし 草野 、 盛大にやってしまいました 。
遡ること数分前 … ( ? )
ダンスレッスンしとったんやけど 、
末澤 「 なぁ 、やる気あるん ? 」
只今絶賛女の子の日でして 、
着いていけてなかったらそんなこと言われました 。
『 ない訳ないやないですか 』
って言い返した 。
末澤 「 ならもっと行動に表してくれへんと 、
気も緩んでる感じしとったし 。 」
女の子の日のいらいらもあって 、
ちゃんとやれてるはずなのにってイラついちゃって 、
また言い返しちゃって 。
『 緩んでませんよ 、ちゃんとやってます 』
末澤 「 いやいつももっとできるとるし
今日特別難しいって訳でもないのに
着いてこれてないやん 。 」
『 誠也くんから見たらそうかもしれへんけど
着いていってるつもりなんです 』
末澤 「 俺から見たらってなに ?
女やから違うってことなん ? 」
『 ちが っ 、 』
末澤 「 体格差はしょうがないとしても
あんま甘えたらあかん世界やねんから 。
女子やけど差別されたないって言うたのは
あなたやんか 。覚えとる ? 」
『 、誠也くんに何がわかんねん 、
そんなん言われなくても自分が1番分かってるし
女女って もううるさい !! 』
末澤 「 注意しとんのにその態度はないんちゃう ? 」
かっとなって 言っちゃって 、
場の空気も悪くなっちゃって 出てきちゃった 。
『 どないしよ … 』
出てきたはいいものの1人でちょこんと座ってます
「 あなた 、大丈夫 ? 」
『 たいせ っ 、 』
福本 「 やっぱり今日あれやんな 、お腹大丈夫 ? 」
『 なんで分かんねん 、 』
福本 「 何年一緒にいると思ってんねん 笑 」
『 さすが同期やね 、笑 』
福本 「 まぁな 笑 、大丈夫なん ? 」
『 大丈夫なわけあるか !!
痛いし誠也くんと喧嘩しちゃったし 、 』
福本 「 おうおう 、一旦落ち着き ?
あったかいもん飲む ? 」
『 大晴の奢り 、 』
福本 「 体調悪いんやから当たり前やろ 笑 」
そう言って缶コーヒー渡してくれた 。
大晴ってほんまに優しい 。
『 誠也くん絶対怒っとる … 』
福本 「 誠也くんなら話せば分かってくれるやろ 」
『 でも怒った誠也くんがいっちゃんこわい … 』
福本 「 それはそうやけど 笑 」
『 … 戻ろっ 』
福本 「 お腹は ? もう大丈夫なん ? 」
『 休んだからまだ良くなった ! 今休憩よな ? 』
福本 「 おん 」
『 休憩のうちに謝っとかんと 、
私のせいで雰囲気悪かったら申し訳ないし ! 』
福本 「 さすがうちの紅一点やわ 笑 」
『 はよ行こ ! 』