•*¨*•.¸¸☆*・゚P.S圭人 Happybirthday!!! •*¨*•.¸¸☆*・゚
年に一度のこの日。
僕はまた…
嘘を吐かれる…
どうしてそんな嘘に付き合わなきゃならないんだよ…
それも、朝イチから… ダル…
そう思いながらも、
キラキラとした瞳で話をする あなたが、
可愛いと思ってしまう僕。
はぁぁぁぁ~~~~っ…
僕の気持ち伝えたら、
こんな嘘つかなくなるのかな…?
年に一度のこの日…
朝イチから聞きたいのは、
君の嘘じゃなくて…
"お誕生日おめでとう" なんだけどな…
_______
まだ、放課後のチャイムが鳴り止まないくらいなのに…
教室まで迎えに来た涼介。
男の僕が思うのもなんだけど…
そんな風に言われたら、誰だってイチ殺だ…
現に、クラスの他の女子たちまでも、
目が♡になってる
こんな茶番、いつまで続けるんだ…
僕は、蒸し返りそうな気持ちを抑えて、
冷静に、あなたのエイプリルフールを終わらせようと思った。
あなたは いつもそうやって怒るけど…
僕、、、ちゃんと聞いてるよ…?
あなたの言葉なら、
全部受け止めてあげたいから…
でも、今日は…
今日だけは…
そんな茶番はとっとと辞めて、
僕のワガママを聞いて欲しいんだよ…
そ、だったね…って、おいっ!!!
忘れてたとかなのっ??
約束…
こんな嘘、いつまでも付き合えないよ…
皆で…?
そんなコト、、、望んでるわけじゃない…
僕はただ、
あなたの隣に居たいだけ…
誕生日なんだからかな…
そんな想いが、、、余計に強くなる…
ひきつる あなたの顔。
バレバレな嘘をついといて、
そんなリアルな顔ができるのかw
案外、女優なんだww
なんて、、、余裕こいてた…
バカな僕は…
人生最大の衝撃的事実を突きつけられた…
うそ… だろ……?
あなたは慌ててカバンを持ち、
涼介を追いかけた。
なんだか後ろめたそうに言う「 じゃぁね… 」が、
僕の中に、悲しく残った…
next ②
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。