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こうやって笑いあって心から笑えてってあれ…?
心から笑えて…るの……?心から笑うって何…?
笑顔を作りすぎちゃって、
何が本当なのか分からなくなってきたよ…
センラの声掛けによって全員深呼吸をして
落ち着き、遊ぶ予定だった遊園地へ向かった。
ジェットコースターに乗ったり、
コーヒーカップで回しまくったりした。
今まで何度かやってきたことだったけれど、
もう来れないと考えるとすごく苦しかった。
俺が死んでからも、また皆はここにくるかな?
もしかしたら、俺がいない方が楽しんでたり…?
今、俺に話しかけようとしてた…?
もしかして嫌われちゃったりとかしたかな…
あぁ…やだなぁ…
この時間がずっと続かないのって…
ねぇ坂田。
もし今俺が寂しいって言ったら何してくれる?
俺が落ち着くまで抱き締めてくれるかな?
それとも、何もしてくれないのかな?
そしてそれが、恋人同士だったら…
どれだけ幸せで苦しかったことなのかな…
坂田…好きだよ…
俺が死んでから伝わっても遅いかな…?
でも、このあと少しの時間が、
気まずいままで終わるのは嫌だな…
いや、怖いだけ…なのかもしれないな…
坂田と幸せになるのが、振られるのが、全てが…
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。