坂田と、いや、坂田達と遊ぶ日。
朝早くに起きて、準備をする。
坂田とだけ遊ぶわけじゃないのに、
心臓のバクバクが止まらない。
一分一秒無駄にしてはいけない。
それが俺の人生だから。
これが俺の…最悪な人生なんだ……
もしもこの最悪な人生をやり直せるとしたら、
こんなことにはならないのだろうか?
それとも…どんなことをしようと、
この結果は変わらなかったのだろうか?
話せば楽になるはずなのに…
なんで言えないんだろう……
ほんと俺は意気地無しだな……
もっと強くなれたらいいのに……
俺が、もっと強ければこんなことには…
いや…どれだけ強かろうが、余命には勝てない。
やっぱり元々こうなる運命だったんだ。
俺には不幸なことしか起こらない運命だったんだ…
なんて言って…
馬鹿みたいだな…俺…
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。