第18話

部屋の案内
427
2021/07/01 12:14
あなたside




五条「ここがあなたの部屋ね。好きに使ってくれて構わないよ〜」



あなた「ありがとう。……めっちゃ広い」



五条「同い年の子がもう2人いるんだけど……、説明しなくても大丈夫そう?」



あなた「あー……、うん。知ってる、知ってる」



五条「じゃぁ、僕、ちょっと用事あるから!ハイ、これ。あなたのお弁当……と和菓子ね。もう夜遅いし、食べ終わったら寝た方がいいよ!また明日ね〜」



あなた「あ……、うん、また……」




何か……凄いことになってしまった……。




あなた「…………まぁ、いいか。飯食おう……」




…………弁当、温めたいんだけど……。電子レンジとかこの部屋にないよな……。



冷えてる米とかポロポロしてるし、あんま美味しくねーんだよな……。




あなた「ま、無いんだったらしょーがない……」




僕はそのまま晩飯を食い終わり、ベットの上で横になった。




あなた「…………はぁ…、寝れない……」




いつもは寝落ちするまでゲームしてるのに……今は手元に無いからなぁ…………。



…………ゲームでほとんど寝落ちたことないけど。



________________________



僕は朝までずっと起きていた。



もちろん、起きていたら腹が減るから、五条に買ってもらった和菓子を食いながら。




五条「おっはよーー!!よく眠れたかなー!??」



あなた「なんだ……五条か。今何時だと思ってるの」



五条「4時半!!……なら寝てると思ったんだけど?ドッキリ大失敗じゃん!いつもそんくらい早いの!?」



あなた「いや…………まぁ…、うん」




寝てない。とか言ったら、何か余計なことをされそうで誤魔化した。



ほら、何か、今すぐにでも寝させようとしそうで……




五条「そっかー、早起きなのはいいけど早すぎるのも体に悪いよ〜?もっと寝たら?」



あなた「余計なお世話。別に僕は大丈夫だし……。それより、ドッキリのためだけにココに来たの?」



五条「それもあるけど、僕、ちょっと出かけるから、今日はココにいないんだよね」



あなた「で?」



五条「あぁ、ごめん。僕が出かけることも知ってる感じ?」



あなた「……伏黒のところ……で、あってる?」




昨日に伏黒から電話があって……。



多分……今日、伏黒が虎杖と会って……夜に両面宿儺が…………




あなた「……あ」



五条「ん?どうしたの?」



あなた「…………やっぱり、なんでもない」




両面宿儺が虎杖に受肉するんだっけ…………。



現場にいたら、そこで死ねるハズ……いや、僕はあくまでも補助監督……。



しかも…補助監督になったばっかりなのに、伏黒の任務に五条と一緒に行くのは難しいよな……。




あなた「はぁ…………、僕のチャンスが……」



五条「何のチャンスだよ。というか、今日のあなたはなんか変だねぇ。どうしたのー?」



あなた「チャンスが目の前にあるのに…………はぁ、現実を見るのが辛い……死にたい……」



五条「何のチャンスかはもう聞かないけど…………大丈夫??病院行く??」

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