第11話

100点満点中1点!!!
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2021/04/27 22:27
あなたside




五条が宿儺の指を回収した後、僕は、さっきいたマンションの近くのコンビニに来ていた。




五条「好きな物この中にジャンジャン入れてね!あ、僕の奢りだから気にしないでね〜」



あなた「いや、まずそのカゴの中が気になるんだけど。甘いものばかりじゃん。てか、多いな」



五条「最近少なくなってきてるからね〜、今のうちに補充しておかないと」



あなた「いつか絶対、糖尿病になるから」



五条「爆買いするだけであって爆食いするわけではないのでなりませーん!ちゃぁんと考えて食べてますー!」




顔を顰めると、ケラケラと笑って言った。



うぜえぇぇぇ…………!!




五条「というか、それ、あなたも同じだからね?カゴに入れてるもの、和菓子ばっかりじゃんか。あなたこそ、いつか糖尿病になるよ〜」



あなた「爆買いもしないし、爆食いもしないのでなりませーん。金がないので滅多に食えないですー」



五条「それ、僕の真似??んーー、似てない!!100点満点中1点!!!」



あなた「逆に1点もくれるの」




五条をバカにしたつもりなんだけど、僕がふざけてるように見えたのか知らないが、五条はいきなり採点をした。



しかも点数低いし。



真似たつもりはないけど、なんかイラッとする。




五条「それより、あなた、もういいの?」




そう言いながら、五条はポイポイとスイーツコーナーにある甘いものをカゴに入れている。




カゴから溢れかえりそうなんだけど。




あなた「僕はもういい。五条はまだ?もういいでしょ」



五条「うーん、あ、そうだ!ちょっとこっち来て?」



あなた「え、なに?」




五条に腕を半ば無理やり引っ張られて、お弁当のある所に移動した。




あなた「なに?五条、晩飯食ってないの?」



五条「食べてないけど、買うのはあなたの。好きなの選んで。さすがに晩御飯が和菓子っていうのはどうかと思って」



あなた「………………五条が、先生みたい」



五条「先生なんだけどね」

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