あなたside
あなた「変質者っ!!!!!」
???「え??僕のこと??」
僕が急に現れた変質者を落ち着いてマジマジと見てみると。
呪術廻戦のあの五条悟だと気づいた。
いや、おかしいだろ。
五条(?)「初対面で変質者扱いされたんだけどwウケるw……で、何でこんなところにいるのかな?君、まだ子供でしょ?何しに来たの?ここは危ないから、さっさと帰ってね」
待って。僕、五条悟のコスプレイヤーかもって思ったけど、さっき見た変なやつって呪霊??
ってことは……僕、転生………したのかな。
一応、トラックに轢かれて死んでるし……………。
やばいね。
ここがどこかもわかんないし、何でここにいるのかもわかんないし、帰るところもわかんないんだけど。
わからないことありすぎじゃない??
五条(?)「なに?どうしたの。さっきから黙ってるけど………何かやましいことでもあるのかな?」
あなた「いや………、一応お伺いしてもいい?」
五条(?)「いいよ、何?」
あなた「あなた、誰ですか」
まぁ、一応、確認のためにね。
変なやつを見たからといっても、呪術廻戦の世界線であるとは信じれない。
五条(?)「僕の名前ぇ??何だ、呪詛師じゃないのか。まぁ、そうだよね。呪力が少ししかないザコ同然の一般人っぽいし!」
え?なんかバカにされたんだけど。
つか、僕、少ししかないけど、呪力はあるんだ。ビックリ。
五条「で、僕の名前だっけ?僕は五条悟。君は?僕、君のことが気になってきちゃったかも〜、なんてね!」
あぁ、ここ呪術廻戦の世界線だな。
そう確信した僕は、いい名案を思いついた。
あなた「名前教えてくれてありがとう。僕は夜凪あなた」
五条「おっけー!あなたね!」
いきなり初対面で名前を呼び捨てにされたことに少しイラッとした。
呼び捨てにしないで。と言うこともなく、僕は話し続けた。
あなた「五条、会って早々悪いけど、死んでいい?」
五条「………………………え???」
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。