5年後、俺は保育士になった
今は長期休暇で、実家に帰って来ている
ギューッ
小雨は華のD.Cになって、普通に学校に通えている
命は音楽を学べる大学へ、スマホ依存も治った
奈津は中学の数学教師を目指して小雨の学校で研修中
蘭は人気声優で、何個も主演を演じ
須知はデザイナーとして家で働いている
あの時とは違う
とても幸せだ
初兎達とは仕事でここ数ヶ月会っていない
連絡は偶にしているけど最近はあんまりしていないな
そういって小雨は、炒飯を勢いよく食べ始めた
ほら
ピーンポーン
二人とも、全く変わらない
全く同じだ
俺らの写真に加えて
音咲家との写真も増えていた
二人は、俺があいつらと打ち解けた日以来
家族の様な感じで接している
山の宝箱に埋めていた二人のそれ
俺も持っていて、母さんも持っている
ロケットペンダントだった
楽しいな
みんなと一緒にちゃんと笑えてる
心は独りぼっちだったあの時とは違うんだ
バシャッ
俺は母さんの墓に来た
約一年ぶりの墓参り
墓はだいぶ汚れて居た
俺は母さんにたくさん話した
約一年間の想い出を
色々話しているうちに、もう16時になって居た
初兎の家を出たのが15時、1時間も経って居た
振り向いた所には
母さんの好きなスミレの花しかなかった
「「「行ってきます」」」
Epilogue 『未来に向かって』






















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。