母さんが死んでから、この家に来てから
毎年、クリスマスプレゼントは無かった
そんなことをわかりきっていたはずだったのに
いつも、枕元に手紙を置いて、寝ていた
いつも夜更かしする俺も、睡眠薬を飲んで寝た
でも、今年は違う
今年は、クリスマスパーティーがあるうえに
クリスマスプレゼントもあるらしい
まぁ、すちってことはわかってんだけど
・ジュース
・シャンメリー
・ケーキ
・スペアリブ
・その他肉類を何か
プレゼント交換もあるらしく
いつもお小遣い五百円のこさめに千円渡したらしい
今日はクリスマスイブ、初兎達と遊ぶ予定も入れた
今までで一番、充実している気がする
21時30分、駅前広場で待ち合わせ
だいぶ着込んだくにおと合流した
ギリギリな俺が言うことじゃないな、うん
数分後、初兎が到着した
いつにも増してお洒落な初兎
…俺引き立て役みたいになりそう
向かった先はイルミネーション
今年は大通りの木に付けているらしい
イルミネーションはこの街の自慢だ
そんな話をして、初兎が帰ってきてからイルミネーション近くまで見に行った
感覚過敏、人の声がうるさい
付けようとしたら
頭に激痛が走った
うるさい、キーンってする
過呼吸を抑えながら、走ってコンビニまでついた
その瞬間、横から人の波が流れてきた
ギュッ
イルミネーションは明日もやってる
明日、パーティーが終わってから見に行こうと
そう思いながら、眠りについた
大変な1日だったな






















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!