第11話

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2020/11/07 15:27
みんなにお守りを渡した後、
私は北くんと話した
北 信介
北 信介
…来てると思わんかった
西山 愛生
西山 愛生
お兄ちゃんと悠真は気づいてたけど
北 信介
北 信介
え!?そうなん?!
西山 愛生
西山 愛生
うんうん!!
にしても、いい試合見せてもろたな〜
準決勝も決勝もいい試合だった。
北くんのプレーしている姿を見て
更に好きという気持ちが増したのだ。
北 信介
北 信介
あのさ、西山さん…
西山 愛生
西山 愛生
ん?
北くんの方を向くと
真剣な面持ちをしていた。
北 信介
北 信介
……ぁ…
西山 愛生
西山 愛生
ん?何??
北 信介
北 信介
ごめん、何もないで
彼は何も言わず黙ってしまった。

それから沈黙が続き私は何か話そうと話題を探していた。
西山 愛生
西山 愛生
北くん
北 信介
北 信介
ん?
西山 愛生
西山 愛生
めっっっちゃかっこよかった!
これだけは伝えたくて彼に言った。

少し顔を赤らめながら「ありがとう」と笑う彼はとても可愛かった。

私はそろそろ戻らないといけなかった。
その時に、彼に「お見舞いまた行くから!」と言われた。

とても嬉しかった。
その日の夜は、とても寝付きが良かった。

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