私は今、どこにいると思う?
正解はね、
レーヘェン国で1番大きな木の上!
ちょっと魔法で上まで来ちゃった…!
少し強い風に揺さぶられながら、辺りを見回す。
活気のある街、笑顔の人々…
そして、大きな城。
あの城では、幼馴染がはたらいている。
名前は_
らっだぁ。
しにがみ。
ぺいんと。
トラゾー。
クロノア。
彼らは今あそこで一生懸命に仕事をしている。
大変だろうな、なんて呑気なことを考えていると、
うるさっ
じゃなくて私を呼んでいる…?
ちゃんと係員さんには許可をもらったけど…
声でかいなあの人。
確かにさっきから風がだんだん強くなってきている。
じゃあ降りるか、
軽く詠唱し、空間を歩いていく。
下に降りる意思があれば下に、横に行く意思があれば横に、便利な魔法だ。
一方私を見ている大声のお兄さんは_
あ、唖然としてるね。
アテレコするなら_
え、何あの人、なんで空中歩いてんの!?
だろうね、w
こういう反応見るのって楽しいよね、
お礼を言おうとすると、目の前の方が、
と、大声で言ってきた。
うるさ…じゃなくて、
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。