城に入ってからも驚きの連続。
内装はなんと和風になっていて、ぼんぼりの灯りが暖かい。
そしてなによりメイドの数が異様に少ない。
女嫌いのwr国でさえもっといるのに…
そしてやはり大きさ。
外から見たときよりも大きく感じる。
これは迷子になるね…
前を歩くぺいんとが後ろを振り返る。
そこはとても大きな扉の前。
いや、襖の前と言った方がいいか。
襖、防音設備は大丈夫なのだろうか?
そうなのか…
あ、ここで解説!
クロノアさんの能力は「ミュート」。
ある一定の空間、人物の音を消すことが出来る。
あれは一種の家系能力だね
うるさ
耳壊れるよこんなん…
慌てて能力を使っておいてよかった…
ぺいんとこそミュートしておくべきだね。
すると返事もなしに襖が両側に開く。
すごい…
一番に来たのはしにがみくんだ。
身長伸びてないね。うん。
するとしにがみくんが怪訝そうにこちらを見つめてくる。
口上を述べようとすると、後ろから声がかぶさる。
慌てて後ろを向くと、
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。