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第9話

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昨日は、とんちの昔話を聞いて、時間も時間だったから今日にするとした。

自分でもあまり思い出したくないけど、仕方ない。

きっと、私はこの世で上から何番目かぐらいの不幸者だ。


『さーて、話しますよー!』


できるだけ、テンションをあげる。

とんちは、いえーいといつも通りの感じ。

この後は、嫌な空気になるんだろうなと私は予想しながら話を始めた。


〜〜

私は、まぁ言って貧乏でもないしお金持ちではないけど普通の家に生まれた。

でも、両親は私が女の子だからって虐待をする。

今になって思うけど、私だってこの家に生まれて二人の子供になんてなりなくなかったなんて思うよ。

それで、いつも私の体には紫に染った痣と、切られた場所から出た血。

叩かれた真っ赤な痕がビッシリ残ってた。

...今でも若干。

それでも、私はずっと笑顔で居続けた。

小学生になれば、楽しい生活を送れるなんて思ってたけど、そんなのはただの妄想で、それはそれはいじめを受ける毎日。

理由は、きっとずっと笑顔だったからだと思う。

男子からのちょっかいや嫌がられに対して、女子からの陰口やこそこそ話、噂話にさえも笑顔を見せた。

いじめは、暴力もあったけど、精神的に痛みつけるものが多かった。

机にイタズラ書きをされたり、上履きを隠したり、そこに画鋲を入れられたり。

体操着を隠され、ハサミで刻まれたりと。

特に酷かったのは、お弁当の日のこと。

お弁当が盗まれて、女子の子達がお弁当の中身を床に捨て、それを食べろというのだ。

さすがの私もその場から逃げ出すことしか出来なかった。

でも、涙は一切見せなかった。

中学生になっても続くいじめ。

やっぱり、成長していくと学習するためいじめも悪質になる。

まぁ、さすがに酷すぎるから言えないけれど...。

色々あった、例えばトイレに閉じこめられて外から水かけたり...。

ごみ捨てたり...、あー、あとハサミとか降ってきた。

手に突き刺さったのは、ある意味いい思い出。

そんな生活を送っていたある日に、私を助けてくれた人がいて。

言わなくてもわかるだろうけど、ぐるちゃだね。

それから、いつもぐるちゃが助けてくれていつの間にかぐるちゃがいないと何も出いないような人になっちゃったw

〜〜


『どう...かな?』


変な空気になっちゃったと笑いで誤魔化そうとする。

でも、とんちは真剣そうな顔をして、私の方をじっと見れば


tn「よく耐えたな。」


と、泣きそうな顔をしながら頭を撫でた。

とんちの優しさが、充分に伝わってきた。

ぐるちゃの時とはまた違っていい。

私ってほんと、周りに迷惑かけすぎ。

謝罪の気持ちでいっぱいになった。

そのあとは、ゲームとかして遊んでもらった。

途中、ぐるちゃに連絡すれば笑い声が聞こえて嬉しくなった。

今度、3人でなにかしたいな。