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第7話

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また、ぐるちゃが出張に行くみたい。

場所は、静岡らしい。

...お茶しかないじゃん。(アウト)

ぐるちゃがいない1週間はとんちが家にいてくれるとのこと。

心配なんだゾと真顔で言っていたぐるちゃは、もうオカンでしかない。

あ、とんちもそうだった。

家を少し片付けて、リビングのソファに座る。

テレビでは、最近話題の新社会人が自殺を次々にするというニュースがあちこちのチャンネルで。


『...上司なんか、いなくなればいいのにね。』


私は、リモコンを拾い、すぐさまお笑い番組に変えた。


*


『いやー、トン氏。あなたの事頼んだゾ。』


わざわざ駅にまでお迎えに来てくれたトン氏。

すぐ終わるからええやろと言って服装は完全に家着だ。


tn「おう、任せとけよ。オカンの実力見せたるわ。」


『オカンは否定しろwオトンだ、オトン。』


tn「そんなんどぉでもええわ!wそんなことより頑張ってきぃ。」


『おーう...。家康くんのぬいぐるみでも買ってくるわw』


tn「いらねーよ!お茶でも買ってこいや...」


雑談をしていると、駅のホームにそろそろ新幹線が発進すると、知らせのベルが鳴る。

じゃ、行ってくるわ。と新幹線に乗り込むと、ホームで1人手を必死に振るトン氏。

このオッサンやべぇな。

可哀想だったから仕方なく、振り返してやったが。

席は、隣にはいないため、ゆっくり出来そうだ。

まぁ、やることは無いがな。

静岡までは長いだろうし、寝ていよう。

腕と足を組みながら、俺は眠りについた。


*


『えっとー...。』


服に下着に、日用品に...。

あとはパソコンとか色々...。

グルさんの見送りをすると、俺は家にすぐ帰り、あなたの元へ行こうと準備を始めた。

持つものは全て持ったし、家をあらかた掃除した。


『よっし、行くかー。』


俺は、鍵を閉めると、それをポッケをしまい込む。

ポッケからは、鍵についている豚が顔を覗かせていた。


*

スマホで時間を潰していると、玄関から声が聞こえた。

チャイム鳴らせばいいのに。

玄関に向かうと、そこにはとんちの姿があった。


『あ、とんち。いらっしゃい。』


そんな塩っぽい感じに言うと、とんちは不満だったのか


tn「言い方ってもんがあるやろー。てか、どうしたん?なんかあったん?」


なんて、心配してきた。

...皆オカン。(?)

元気がないのは事実。

最近、鬱っぽいからね。

大先生のせいだ。

違うけど。


『んー、特に何もないよ!たまにはこんな感じでもいいかなって!』


適当な嘘をついて、笑顔を見せる。

とんちは安心した顔をして、なら良かったわと頭に手をポンポンと乗せた。

騙されやすい所は、全く変わらないとんち。