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第10話

10


〜はるSide〜



あの日から僕の生活には


色が喪われたような感覚だ。


仕事なんか思うように進まない。


何をしてもその穴は埋まらない。


"会いたい"そう思うばかり。


そしてそのうちに僕は気がついた。


僕はあなたのことが


好きだったのではないだろうか。


いや、好きだったんだ。


思い返せばいつも頭の中には


あなたの笑った顔、


透き通るような歌声、


綺麗なあの髪、


あなたが僕にしてくれた


あの話やこの話…


思い出す度に涙が溢れてくる。




今でも好きなんだな…


それなのに、もう会えることはない。


その現実が脳裏によぎると、


また悲しみは一層深くなる。


どうして僕はもっと早く


気づかなかったんだ。


もっとあなたとの時間を


大切にできていたら…


もっと沢山話せていたら…


この想いを伝えられてたら…


もっと、もっと………。


僕はひとりベッドの上で


ただひたすら泣いていた。