最終日になっても身体はボロボロ。
帰ったあとは2人とも点滴に繋がれたまま朝まで起きなかった。
朝起きた時、臣くんが隣にいてくれて嬉しかった♡
会場に入ってすぐ隼が駆けつけて来てくれた。
満面の笑み。コイツなにか企んでるのか?
ライブ
ステージから降りればスタッフさんが付きっきりでサポートしてくれて、呼ばれればステージに登る準備をする。
しゅうはあなたの手を握って、ステージへ向かった。
ライブ後半
今日はしゅうに向けてある歌を作った。
どんな反応をするかは分からないし楽しみでもある。
ファンの皆さんには分からないだろうけど今までの感謝、思い出、そして、ごめんなさい、幸せになろうって全ての思いを歌に詰め込んだ
しゅうside
なんだよこの曲。ふざけんなよ…
一緒に歩もうだなんて…ごめんって…ありがとうって俺が言わなきゃいけないことを先に言うなんてずるいんだよ
1分後
ギュッ
身体はボロボロだけど心は生き生きしてる。
この公演が私たち二人にとってサイコーのものになったのは間違えない。
これをきっかけとしてしゅうが前に進んで行けばそれでいいかな。
無理に恋愛させる気はないけど一緒にこれからも歌って踊りたい。
ライブ後
スタッフさんに支えられたまま意識を手放し病院へ。
あなたもすぐに病院に行って入院となった。
愛しい人の撫でる手で深い夢の中へと入っていった。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。