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第55話

最終公演
990
2020/10/24 02:23
最終日になっても身体はボロボロ。


帰ったあとは2人とも点滴に繋がれたまま朝まで起きなかった。



朝起きた時、臣くんが隣にいてくれて嬉しかった♡
隼
おはよ〜大丈夫?
会場に入ってすぐ隼が駆けつけて来てくれた。


満面の笑み。コイツなにか企んでるのか?
隼
顔になにかついてる?
あなた
何もついてないよ




ライブ



しゅう
しゅう
はぁー…
スタッフ
30秒後上がります
あなた
(。_。`)コク
ステージから降りればスタッフさんが付きっきりでサポートしてくれて、呼ばれればステージに登る準備をする。





しゅう
しゅう
よし!行こう
しゅうはあなたの手を握って、ステージへ向かった。






ライブ後半

今日はしゅうに向けてある歌を作った。


どんな反応をするかは分からないし楽しみでもある。



あなた
〜♪♪
ファンの皆さんには分からないだろうけど今までの感謝、思い出、そして、ごめんなさい、幸せになろうって全ての思いを歌に詰め込んだ





しゅうside
しゅう
しゅう
フッ…泣
なんだよこの曲。ふざけんなよ…


一緒に歩もうだなんて…ごめんって…ありがとうって俺が言わなきゃいけないことを先に言うなんてずるいんだよ
USA
USA
泣いて泣いて泣きまくれ。それであなたに想いを伝えろ
しゅう
しゅう
(。_。`)コク(。_。`)コク


1分後
あなた
しゅう、どうだった???
ギュッ
しゅう
しゅう
ありがとう、俺こそごめんな。あなたがいてくれてよかった泣
あなた
あなたもしゅうがいたからここまでやってこれた。ありがとう!



身体はボロボロだけど心は生き生きしてる。





この公演が私たち二人にとってサイコーのものになったのは間違えない。






これをきっかけとしてしゅうが前に進んで行けばそれでいいかな。



無理に恋愛させる気はないけど一緒にこれからも歌って踊りたい。




ライブ後
しゅう
しゅう
ごめん俺もうダメだ…
スタッフさんに支えられたまま意識を手放し病院へ。




あなたもすぐに病院に行って入院となった。
臣
ゆっくり休めよ
あなた
臣くんも。お疲れ様
愛しい人の撫でる手で深い夢の中へと入っていった。

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