第26話

似た者同士
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2020/04/20 12:40
盈仙えいせんあなた
……それで、笑羅は…そのまま死刑、された筈……何で…生きてるの……?
不死川実弥
不死川実弥
死刑…
去乃笑羅されのえみら
そんなの……死刑される寸前に。











︎︎
去乃笑羅されのえみら
無惨様﹅﹅﹅が、助けて下さったからに決まってるじゃない。
盈仙えいせんあなた
……え?
次の瞬間。

鋭い、無数の針が……此方へと飛んで来る。
盈仙えいせんあなた
っ!!!
咄嗟に、日輪刀で針を弾く。

……少し、頬を掠ってしまったが。
不死川実弥
不死川実弥
おいあなた!! 平気かァ!!?
テメェッッ……鬼かよ…!!!
去乃笑羅されのえみら
ふふ、そう。私は実は鬼なの。
世にも珍しい……太陽を克服した…ね。
盈仙えいせんあなた
だから、日の下をッッ…………
不死川実弥
不死川実弥
……あなた。
こいつは多分…上弦以上の強さだァ。
無惨の次に強ぇ鬼。……だから
不死川実弥
不死川実弥
テメェは引っ込んでろォ。
日輪刀を構え、私を庇うように前に立つ不死川さん。
盈仙えいせんあなた
でも、笑羅は私の所為でっ……
不死川実弥
不死川実弥
いいから引っ込んでろっつってんだろォ!!!
盈仙えいせんあなた
ビクッ
……嫌われ、ただろうか。

さっきの私の過去を聞いて。





最低で、醜くて、裏切られて当然の……

薄汚い野郎だと思われただろうか。
ごめんなさい。

本当に、ごめんなさい。
だから、どうか不死川さん。
貴方、だけは──…。
盈仙えいせんあなた
私を…嫌わないで………ポロポロ
…すると、頭に大きな手が乗る。

その手は……優しく、私の頭を撫でた。
顔を上げると、不死川さんがそこに居て。


目を合わせると、不死川さんは嬉しそうに微笑んだ。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
盈仙えいせんあなた
うッッ……、っあぁ……ポロポロ
不死川実弥
不死川実弥
……安心しろォ。テメェは俺が守ってやらァ。
「人殺し!! 人殺しーーっ!!!」
……こいつの過去を聞いた時。

あの時の玄弥の声が……頭の中に響いた。
……こいつら、俺たちに似てんなァ。
守った奴に罵倒され……

守られた側は、酷く後悔してる。
1つ、違うことがあるとすれば。
去乃笑羅されのえみら
………
こいつが、復讐に走っちまったことだ。















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