私は今度は神に入れようと神社に向かった。
神社なら少しは人がいるだろ。
あの博霊神社と違って…
どうせあそこに神様なんていないだろ。
第一ボロいし。
人里から離れてるし、道険しいし。
こっちならまだマシだろ。
あ、ついた。
参拝客のフリをして近づくか。
チャリン
これで良し。
あとは…いた。
後は影を入れるだけ。
こんなやり取りをしながら私は影を入れた。
これ夕方とかの方がいいんだよね…
自分の影の量しか無理だし。
ま、とりあえず神呼び出してもらうか。
うわちょっろ。
簡単なウソに引っかかってんじゃん。
人間ってこういうとこだめだよね。
ま、今は利用させてもらうか。
早苗Side
ふっふっふっ
これで信者が増えますね!
それにしても…神様がみたいなんて…そこら辺にいるのに…
…神奈子様と諏訪子様が見たいだけか!
貴方Side
…そろそろかな。
ここの巫女と神様に入れたら次はどこに行こう…
次は…山の妖怪に入れるか。
ついでに感染型で比那名居の人々に。
まぁ比那名居の人々は入ったらラッキーって所かな
あ、来た。あの後ろのが神かな?
ここの人達はいい人たちだな。
思わず異変を起こしたく無くなるくらいいい人達だよ。
早苗、神奈子、諏訪子、また異変の時に会おう。
そしたら殺してくださいね。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!