それから、

先生とは本格的に付き合うことになった。

初めてのお泊りから、一週間後。

昼休みは、いっつも数学準備室にいた。

先生も、首筋を出した。

先生の首筋にもキスマークがあった。

頭をポンポンされた。

上目遣いで、先生をみた。

そう言って、数学準備室を出た。

入れ違いで、大勢の女子が数学準備室に入った。

〜教室〜

教室で、れなと話してるとれんに手を引かれた。

そのまま、手を引かれて暗幕室に入った。

（暗幕がいっぱいある部屋で真っ暗）

抱き上げられて、机に座らせられた。

髪をなでられた。

顔を近づけられた。

パッチ。と電気が消された。

嬉しいことも、悲しいことも、れんはいつもお見通しだった。

バレるのが怖くて、嘘をたくさんついた。

そっぽを向いた。

すると、首筋を舐められた。

チュッ。とキスされた。

そのまま、机に押し付けられた。

ビリっ！ビリっ！と、制服を破られた。

胸を舐められた。

カチャッ。カチャッ。

と、れんはベルトを外した。

先生……、先生……。助けて……。

電気がついて、先生が立っていた。

れんは、ベルトをはめて先生の胸ぐらを掴んだ。

先生は、冬野先生に事情を説明した。

冬野先生は、れんを連れて暗幕室を出た。

先生に抱きついた。

どうしてだろう、怖い。

もし、れんが私達の事先生に話してたら、
バレたら、私は……、先生は……。

先生に背中をなでられた。

大泣きをして、先生から離れた。

一生懸命笑顔を見せた。

私にできることは、それだけだった。

どんなに悲しくても、無理して笑って。

〜放課後〜

放課後は、れんが職員室に呼ばれていた。

処分は、自宅謹慎。

ラインがきた。

外も真っ暗になってみんな帰った頃に先生が来た。

先生の車に乗った。

夢を見た。

現実のように、罪悪感も恐怖もあった。

冬野先生に連れられて、職員室に入った。

別室に入ると校長先生がいた。

写真も、証拠もある。

怖くて、正夢になりそうな。

先生は、朝会で撃たれて死んだ。

先生と恋したせいで、れんもりなが死んだ。

私の前には、大切な人の死体。

私のお腹の中には、赤ちゃんがいた。

目覚ましが鳴って、目が覚めた。

真夜中だった。

先生は、電気をつけて本を読んでいた。

先生に抱きついた。

ゆびきりをした。

全部、全部。

悪い夢だと思って生きてきた。

本当にそうならいい。

悲しみも、誰も死ぬ事のない世界。