そして、一ヶ月が経った。
学校の、
不良たちが事件を起こして歓迎会は延期になった。
私は、歓迎会の幹事で大忙し。
でも、ラッキー★先生と二人で話せる。
毎日先生と二人っきりの放課後。
ついでに、前日にお菓子を作って持っていく。
昼休憩。
保健室に一人でいた。
保健室は、先生がいなくてよく私はここにいる。
れんは、保健室にずかずか入って来た。
いきなり、
ベットの周りにあるカーテンを閉めて抱きしめられた。
へっ?へっ?えーーーーーー!
チュッ♡
キスされてる!!?
カーテンが開いて、数名のれんのファンがいた。
そのまま、舌チューに入った。
そのまま、ベットに押し付けられた。
カーテンが閉まり、女子たちが出ていった。
パチ、パチ、と服のボタンを外された。
怖くて、目をつぶった瞬間にカーテンが開いた。
先生がそう言うと、れんは怒って行ってしまった。
な、何言ってんの私!
保健室をカーテンを開けて出ていこうとすると、
手を引かれて抱きしめられた。
一気に、涙が引っ込んで心臓の鼓動に変わった。
先生に胸のドキドキが伝わりそうで、怖い。
優しい匂いの先生。
この時間がずっと続けばいいのに……。
い・・言っちゃた・・。
そう言われて、先生と離れた。
と、電話番号を書いた紙を渡された。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!