毎日朝起きたら注射。
変わらない風景…
ある日担任から電話でそう伝えられた
私は中学1年のころから…いや、小学校から
行きたい大学があった。
理由は簡単。親に褒められるから。
だからそこに行きたいってずっと思っていた。
その大学は関西でも有名な大学で
幼稚園、中学、高校をもってる大学…
いわゆるエスカレーター式だ。
だから、少しでもそこに行けるようにと
高校の時点でそこの私立に入ろうと考えていた
そう思っていたのに…
正直メンタル面でキツかった時期に
それを言われてしまった私は
少しづつ壊れていった。
そして何も出来ない自分が嫌いになっていった。
病院の屋上から真っ青な空を仰いで
1人で涙を流した。
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!