第90話

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2020/06/27 12:47




















あなた:これ食べたい!




角名:いいね










- 『 あなたの好きな物でいいよ 』と言われたので

あたしはクレープの屋台まで来た










角名:味何にする?




あなた:ん〜……悩む……




角名:何と何で悩んでるの?




あなた:いちごチョコかバナナチョコか……











- あたしは" 超 "が付くほど優柔不断だ

でも今日は一人じゃない

何なら隣にいるのは男子だ

迷っている暇はない……早く決めないと











角名:なら俺バナナにするからあなた苺にしな




あなた:え!?












- 『 そうしたら両方食べられるでしょ? 』と微笑む彼












あなた:い,いいの……?




角名:当たり前




あなた:……!ありがとう!













- 角名くんはクレープを2つ買ってくれた

また____奢ってもらってしまった











あなた:角名くんほんとにいいの…?




角名:いいんだって。あなた今日メイド頑張ってたしね?




あなた:……!ありがとう!












- 『 いただきます! 』とクレープを頬張る












あなた:……!美味しい……!屋台のクレープだと思えない……!











- あたしはお腹が空いていたのもあるとは思うが

あまりの美味しさに興奮してしまっていた










角名:ほんと幸せそうに食べるよね




あなた:えッ!?









- 角名くんに笑われる

恥ずかしい………













角名:あなたの食べてるとこ見るのほんと好き




あなた:え………?










- 微笑みながらそう言う角名くん

あたしはまた" 好き "に反応してしまった










角名:はい,俺のもどうぞ?











- 差し出されたクレープは彼の食べかけ

所謂………関節キスだ

でも彼がクレープを持っている為

あたしは顔を近づけてクレープを食べる











あなた:んんッ!!!












- 食べ方が下手くそ過ぎて口にクリームが付いてしまった

………最悪だ



















角名:あなたってほんと,子どもっぽいとこあるよね




あなた:え………?






















- 彼は指であたしの口に付いたクリームを拭ってくれる

そしてその指を____自分の舌で舐めた












あなた:ッ………!?!?




角名:プッ……顔真っ赤だよ?










- 『 照れたの? 』と意地悪そうに笑う彼

その笑顔……ほんとにずるい













角名:子どもっぽいあなたを知ってるのは俺だけがいい




あなた:え………?











- 彼は確かにそう言った

子どもっぽいところを自分だけが知っていたい…?

何で……?

何でそう思うの………?
































角名くんの考えてる事がわからないよ____










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