優太:お土産屋たくさんあるなぁ!
治:八ツ橋美味そうやな
美結:お土産買ってこー!
里奈:賛成ー!
- 『 俺が良い恋愛させてあげるよ 』
あれは一体どういう意味……?
駄目だ……わからない……
ついでにこの胸の痛みの原因もわからない…
角名:難波さん?
あなた:ッはい!!
角名:リアクションいちいち面白すぎ( 笑 )
- そう言って笑う角名くん
あ……まただ……
また胸が痛い……
角名:何か考え事?
あなた:……角名くんの考え事がうつった!
角名:何それ( 笑 )
- みんなはお土産を見ていて
お店の外にいると邪魔だろうから
何となく端の空いたスペースに移動してきた
角名:ねぇ,質問してもいい?
あなた:ん?なぁに?
角名:治と小学校一緒だったってほんと?
- え,なんで知ってるの…?
治くんが言ったんだろうな……
まぁ別に隠してる訳でもなかったしいいや
あなた:うん,そうだよ!何で?
角名:いや,何となく2人とも仲良いなって思って
あなた:そうかな?
角名:うん。LINE交換してるし
あなた:それは角名くんもでしょ!( 笑 )
角名:後____
治が難波さんのこと名前で呼んでるから
あなた:え?名前?
角名:うん。ほら,治もあんま女子と話さないからさ
あなた:あー,名前呼びは気にしてなかったなぁ
- ていうか多分
小学生の頃から名前呼びだったしね
角名:俺も名前で呼びたい
- ……え?
今なんて……?
名前で呼びたい……?
角名:駄目?
あなた:えッ……!?そ,それって……わざわざ聞く…!?
角名:一応ね( 笑 )だっていきなり馴れ馴れしく名前で呼ばれたりしたら嫌な気しない?
- 確かに
全然名前も顔も知らない人が
いきなり名前で呼んでくると
嫌って言うか
すごく怖い
角名:だから俺は駄目かなって
あなた:ぜ,全然いいよ…!
角名:え,ほんとに?
あなた:うん,角名くんなら全然いい…!
角名:……ありがとう
- すごく嬉しそうに笑う角名くん
あたしの名前呼べることって
そんなに嬉しい事なのかな……?
美結:あなた!角名くん!お待たせ!
優太:そろそろ着替えんと集合に間に合わんな
里奈:それじゃあそろそろ行こっか!
治:せやな
- 楽しかったな遠足
また,来たいな……
角名:あなた
- ふいに呼ばれた名前
でも治くんの声じゃない
角名:……行こっか( 微笑んで )
あなた:……うん!!
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!