そう。私にとっては初めての文化祭なのだ。
中学校では、ずっとずっと休んでいて、行事の何一つやったことがない。
嘉木くんが笑うと私も嬉しい。
すごい可愛い、ネックレス、指輪、ブレスレット…
その隣には、男の子が好きそうな
ロケット、サッカーボール、ドクロのネックレス、指輪、ブレスレット…
嘉木くんは、それに釘付けなのか。
それを見つめる。
買ってあげようかな。
そう思ったとき…
私は、さっき嘉木くんが見ていたものを見に行く。
どれが好きなのかな~
私が見たのは、カッコいい、でもカワイイネックレスだった。
これにしよう!
ーーーーーーーーーー10分後ーーーーーーーーーー
ジャンジャジャーン
わぁっ
私は、嘉木くんから貰ったネックレスを首にかけた。
大事にしよう。
私は心から誓った。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。