2人で少し小さめのベンチに腰をかける
そのセリフに、ドキッと胸が高鳴るのが自分でもわかった、
だって、
昔ヌナが僕に全く同じことを言ってたから___。
なんて、自分の中でちゃんと整理つけるために理由をつけてその場を離れる
公園に戻ると、
ハナさんが空を見上げながら手に白い息をかけて温めてるのが見えた
その横顔が、また、あなたヌナと重なる
ほんと、、似すぎだよ、ッ
優しく微笑むはなさんの笑顔をみると、
どうしても泣きそうになってしまう
うわ~、、、、好みまで同じだなんてね、
無意識にヌナが好きだったものを選んでしまっていたんだなと今頃自覚する
それから、しばらく話して
ヌナにそっくりだからと、
近づいて、
もしかしたらヌナなんじゃないかな
なんて、変な期待して
あなたヌナの変わりにして、
下心丸出しで、友達になろうだなんて
どうか、こんな汚い僕を許してください。
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。