第10話

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2019/06/08 23:22








一通り運動を終えて、個人練習をしようといつもの練習室に行くと、


















あなたが泣いていた。






















でも、それを隠そうとしていたから、、




































今は触れないでいよう、











































無理して明るく振舞って、


ダンスを2人で踊り出すけど、


























どうも調子が出ない、、、、。








































いつもは俺とあなたの2人の相性は抜群で、





1番い気の合うペアなのに、



























鏡を見ると2人とも余裕のない表情で踊っていた。















激しい音とともにあなたが床へと思いっきりコケた。














また、無理して笑ってみせる君を見ると


































プチッ



























自分の中で何かが切れる音がした。


















泣いてるあなたを思わず抱きしめる。






























あなたは小刻みに震えていた。



























こんな、細いからだで、




か弱そうな体で、

































何もかも1人で抱え込もうとしていたんだと思うと、


























本当に自分が情けないことを実感した。
































俺とあなたが話していると、
























突然BTSの ジョングク君 が練習室に入ってきた




























思わず、いらっときて冷たい言葉をあびせてしまう。




















どうしても、止まらなくなって思ったことをぶつけてしまう。























ジョングク君は、何も悪くないのに、








理不尽にいらだちをぶつけて、、















ほんと、自分が情けないよ、、





























練習室を出て、あまり人が通らない廊下へと行くと、

























さっきまでのいろんな気持ちが一気に溢れ出してきた。



























何泣いてんだろ、、、、



















男のくせして、、、



























止めようと思っても止まらない。


























なんでっ、、、






























なんで、ジョングク君なの、?


























彼は練習着を着てたから、きっと、あなたにダンスを教えに来たんだ。






















でも、なんで?

























そんなに俺って、頼りない、、?




















これでも一応、SEVENTEENのパフォーマンスチームのリーダーで、、

























あなたと1番長い付き合いなのに、、、
































あなたが俺を頼らなかったってことは、





































俺はあなたに、必要とされてないのかな、、

























  スニョン
スニョン
  うっ、、、
  スニョン
スニョン
  気づいてやれなくてっ、
  スニョン
スニョン
  ごめん、、、、












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