そういってゆんぎひょんに送られてきた物を全部渡した
また、あなたが傷つくんじゃないかって、
いっぱいいっぱい、怯えて泣くんじゃないかって、
また、“あの時” と同じようになるんじゃないかって、
一気に不安がおしよせてきて、
気がついたら、
あなたに電話してた。
あなたは走ったのか、息を切らせながら駆け寄ってきた
やっぱり、あなたは優しすぎるよ、
俺を心配して走ってきてくれたんだと思うと、
一気に胸が締め付けられた。
抱きしめた君は、また前以上にか弱くなってる気がした。
俺は君を心配してるのに、
君はそんなこと知りもしないで、俺の事心配して
また昔のように
「 てーくんなら、大丈夫 」
「 なんとかなるよ、」
そういって、力強く抱きしめてくれるんだ。
あぁ、今度こそ
絶対に
あなたを守ってみせる
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。