、
何度も何度も謝り続けるすんぐぁな、
気づかなかった、
まさかこんなにも辛かったなんて、
どうして気づけなかったんだろう、
すんぐぁなが一度チェジュ島へ行った時点で気づくべきだった
まだ、彼の辛さは消えてないんだって、
すんぐぁなの心の傷はもっと深いんだって、
私だって、似た体験をしてたはずなのに。
きっと、、いや、絶対
すんぐぁなはあのときの私よりも辛い、
彼の優しさは、時折
彼自身をも傷つけてしまう。
私はこの薄っぺらい一枚の扉すら開けることができず
ただただ必死に、声を潜めて泣くことしかできなかった。
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。