第20話

🌸 恋と気付いた時 🌸
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2018/05/14 13:50
ガチャッ

悠)おじゃましま〜す

貴)あんま綺麗じゃないけど
どうぞ(笑)

悠)普通に綺麗だと思うけど(笑)

貴)そう?あ、ソファ座ってて〜?

悠)お〜う

貴)さて、作るか

・・・・・・・・・・・・・・・・・・
〜宮野 悠斗side〜

トントントンッ

なんか、緊張するな. . .

下野に誘われてノリで来てしまったが
よく考えてみたら女子の家
しかも、好きな子の家って、

貴)あ!宮野くんなんか飲む?
お茶とオレンジジュース
あ、あとコーラあるけど

悠)ん〜、オレンジジュースかな?

貴)おけ!

下野のエプロンに
料理をするのに邪魔だからか
髪を縛っている姿は
いつもは見れなくてドキッとしてしまう

貴)はい!まだ時間かかるから
テレビ見ててもいいよ?

悠)俺も手伝おっか?

貴)え、でも

悠)俺料理とかあんましないけど
なんかじっとしてるのも
落ち着かないって言うか(笑)

少しでも下野の隣にいたい、
そんな事言ったら君は困るかな、?

貴)じゃあ手伝ってもらおうかな、?

俺の方が身長が上だから
自然と下野は上目遣いになる訳で
その姿に胸がドキドキと音を立てる

悠)おう!じゃあキッチン戻るか

貴)うん!

俺が下野を好きになった
きっかけでも話してみようかな

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

アレは自己紹介の時の事、

元々、入学式の時に見かけた時から
可愛い子がいるなと気になっていた子と
同じクラスになれて少し
喜んでたのを覚えてるよ(笑)

そして、彼女の自己紹介の時

貴)) えと、下野あなたです、
話しかけるのはちょっと苦手なので
話しかけてくれると嬉しいです、
よろしくお願いします、!

人見知りなのか少しオドオドしながら
話す彼女を見て
『守ってあげたい』そう思った
それから、校内案内の時

悠)) 先生のペンとっても
気付かれないんじゃね?(笑)

貴)) え〜気付かれるよ(笑)

悠)) とれた(笑)

貴)) 先生鈍感(笑)

その時のイタズラっ子のような笑顔が
俺の胸をドキドキと音を鳴らした
この時、『この子が好き』そう自覚した

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