第35話

🌸 熱のせい 🌸
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2018/06/10 14:05
コンビニから戻り
買った物を冷蔵庫に入れ
下野の部屋に戻ると

悠)お、目覚めた?

貴)宮野くん、!?

悠)おっと、危ねぇ. . .

俺がいる事に驚いて
勢いよく起き上がり
ベットから落ちそうになった
下野を支えた

貴)ご、ごめん、!

悠)熱あんだから気を付けないと

危なっかしい下野のそばに
いてあげたいと思った、

貴)なんでここに、?
私、今日用事あるって

悠)用事あるって
昨日の夜に明日は親いなくて
家で1人だって言ってたじゃん

貴)あ. . .

それから、汗をかいている
下野は着替える事になり
着替えの服を用意し部屋を出た

ガチャッ

悠)ふぅ、

今、部屋の中で下野が着替えてる

悠)って何考えてんだよ、

仮にも、好きな人が着替えを. . .

悠)はぁ、俺も男なんだな. . .

なんてボソッとつぶやく

悠)ゼリー取りに行こ

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

貴)いいよ、

ガチャッ

悠)じゃあゼリー食べちゃいな?

貴)何から何までごめんね、

悠)大丈夫だから早く治せよ?

貴)うん!

・・・・・・

貴)ごちそうさま、

悠)じゃあ薬飲んで寝な?

貴)うん

薬を飲み

悠)じゃあおやすみ

貴)もう帰っちゃう、?

寂しそうな声、
元々家に帰るつもりは
なかったし、下野を1人に
出来ないから

悠)まだ少しいるよ
下野の親も帰ってきてないし

貴)よかった、

悠)心配しなくていいから
大丈夫だよ

もっと、もっと俺の事を
頼って欲しい. . .

貴)宮野くん、

悠)ん?どうした?

下野は俺に少し近付き、
少し顔を赤らめ

貴)すき. . .

ドサッ

悠)ッッ(照)

そんなセリフを吐いて
眠りについてしまった

悠)反則だろ. . .(照)

熱のせい、だよな. . .

悠)俺の気も知らずに、

風邪じゃなかったら、
俺やばかったかも. . .

少し汗ばんだ頬、
気持ちよさそうに眠る彼女
ぷっくりとした唇

悠)(キス、したら. . .驚くよな. . .)

吸い込まれるように顔を近付けあと少し、
そんな所で、

貴)んん. . .

悠)ッッ、

自分がしようとしていた事に
驚きつつ下野と距離をとる

悠)俺、今何しようとして. . .

これいじょう、下野の隣にいたら
俺の理性が持たねぇ

悠)下の階行くか. . .

俺は、逃げるように
下野の部屋を後にした

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