第7話

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2022/03/31 12:00












少ししたらマイキーが戻ってきて
お盆にはコップが3つあった

｢ん、炭酸でよかったよな｣

｢うん｣

余ったコップにコーラを入れて真一郎くんの写真の前に置いた

｢…ねぇマイキーって暴走族？｣

｢…なんだよいきなり｣

｢いや、あそこにかかってる服どう見ても特服だからさ｣

初代東京卍會…聞いたことは無い
けど先月のマイキーのバイク

｢……うん暴走族だな｣

｢初代東京卍會…俺が作ったチーム｣

チーム…
真一郎くんも時々そんなこと言ってたっけ

｢ケンチンも？｣

｢ケンチンも｣

｢へ〜…なんかすごいね｣

｢マイキーが作ったってことはマイキーが総長みたいな？｣

｢うん｣

｢…なんかスケール違うわ……｣

暴走族ってことは喧嘩するのかな…最悪死ぬとか？
いやいや、マイキーはそんなこと……

｢喧嘩？｣

｢喧嘩｣

｢拳で？｣

｢拳で｣

マイキーは私の質問にオウム返しで返答してきた
オウムマイキー

｢怪我する？｣

｢殴り合うんだから怪我くらいする｣

｢この前は骨折ってるヤツいたな｣

骨……は？いや、骨折るとかどんな拳してんだよ
ワ〇ピースのフラ〇キーくらいでかいのかな

｢……骨を折った人の拳はフラ〇キーくらいの大きさ？｣

真面目に聞いたつもりだけど

｢何だよそれ｣

マイキーは笑った
大笑いしてた

｢フラ〇キーよりル〇ィの方が強くね？｣

｢そうなの？｣

そんなのはどうでも良くて
ただマイキーが笑ってくれたのが嬉しかった

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第8話 /

アスパラガス 🦖💚

コンテスト受賞作品

グランプリ

好きになるのはキミ限定【完結】

なぁな

編集部コメント

主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした！<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。