私は、ゆっくり目を閉じた
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パチッ
気付くと私は、手にハーツラビュル寮のマークがついた
鍵を持っていた
目の前には、ドアがあり...いかにも、その鍵で開けてと言っているよう
私は、鍵でドアを開けた
と、いって暗闇の中でエースが手を差し伸べてきた
顔を上げると、エースは黒いウサギのお面を付けていた
白い王子様みたいな格好だった
と、デュースが白いウサギのお面、黒い王子様の格好で
エースと手を差し伸べてきた
気づくと私は、アリスの格好をしていて
まるで、深夜のハーツラビュル寮の入り口まで来ていた
私は、怖くて逃げた
でも、後ろからは、
エースとデュースが追いかけてくる
私の
目の前には、寮服のリドルくんがいた......
彼は、私を見て
落ち着くような笑顔を見せた
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(現実)
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彼は、私をお茶会の場所までエスコートしてくれた
彼は、私の前に座った
私は、怖くて......
やってはいけないこと、そう紅茶を落としてしまった......
彼は、暗い顔をした
そして、顔を真っ赤にして私を指差した
黒いお面に白い王子様の格好......
ケイト先輩まで、変だ......
白いウサギのお面に黒い王子様の格好
あぁ.....トレイ先輩まで、
私は、薔薇で出来た縄で、縛られた
リドルくんは、ニヤッと悪い顔で、私を見る
そして、ウサギのお面を付けたエース達が
お面を外した
でも、その目には光が無い.....
そして、ケイト先輩が、こっちに来て
耳元で言った
みんなが、私に手を伸ばす
私は、逃げた
だけど、足が後ろに滑ってしまった
私は、穴に落ちた......
まるで、永遠と続く穴に落ちたような感覚だった......
フワッ
私達は、鏡からもと世界へ戻った
........ハッピーエンド........
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。