遼大side
*朝*
料理をしている音で起きた。
こんな目覚めのいい朝は初めて気がする。
ていうか、昨日のは夢じゃなかったのかな...
リビングに向かうと...
あなたちゃんがいた。
あ、夢じゃなかった。。。。。
*完成*
え、何このご飯。
こんなに美味しいの初めて食べたんだけど。
何事よ。え、料理人?
そしてそこから始まる沈黙の時間。
もうちょい上手く話せる練習しないとな
あなたちゃんに呆れられちゃって
こんな男嫌だって思われちゃう
だってあなたちゃんの会社はイケメンしかいないし
みんな紳士でスマートで優しいし
あなたちゃん可愛いから人気なんだろうし
そんなあなたちゃんに似合う男にならなきゃ。
*洗い物なう*
ふぁぁぁぁぁあああああああ
頑張ったよね?俺頑張ったよね。
ちゃんと喋れてる。
他の人からしたら当たり前かもしれないけど
俺からしたら大きな第1歩。
普通に話せる女子が10人弱の俺が
こんなに普通に会話出来るなんて。
うん。大丈夫、進歩 成長してるぞ
この調子で頑張らなくちゃ
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。