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2021/06/01

第13話

8・*:..
松野 千冬
じゃ、なんかあったら連絡しろよ!
小鞠 あなた
わかった!ありがとう!
そう言い家を出ていった千冬
私の両親が他界してからこの家に一人で住んでいる。
一人には慣れているつもりだった。
でも、千冬たちがいなくなったこの部屋は何故だかいつもより何倍も寂しく静かに感じた。







プルルルル プルルルル









静かな私の部屋にケータイの着信音が響いた。
小鞠 あなた
📞 もしもし?どうしたの?
マイキーからか…
珍しいな
佐野 万次郎
📞 あなた!
熱出たって聞いたけど大丈夫?
小鞠 あなた
📞 うん、微熱だし大丈夫!
佐野 万次郎
📞 良かった…
小鞠 あなた
📞 ん?それだけ?
てっきり熱が出た私の体調を心配して電話をかけてくれただけだと思った。
でも、違ったみたい。
本題は私の熱なんかよりもっと大変な事だった。
佐野 万次郎
📞 あのさ…
小鞠 あなた
📞 ん?どったの?
佐野 万次郎
📞 言おうか迷ってたんだけど言うね
小鞠 あなた
📞 えっ…うん?
なんだかマイキーが改まっていて私まで緊張してしまう
佐野 万次郎
📞 昨日、ケンチンが_______
佐野 万次郎
📞 刺された
小鞠 あなた
📞 は?
嘘…でしょ?
ありえない…。あの、ドラケンだよ?
でも、そのマイキーの声色から冗談ではないことが
ひしひしと伝わってくる。
それにマイキーはこういう冗談は昔から言わないし
小鞠 あなた
📞 無事…なんだよね?
佐野 万次郎
📞 うん。
タケミっちが助けてくれたから
小鞠 あなた
📞 そっか…。良かっ…た…。グスッ
小鞠 あなた
📞 タケミっちか…。お礼言わないとね
佐野 万次郎
📞 そうだね。
小鞠 あなた
📞 ありがと。熱引いたら私もドラケンのお見舞い行くね
佐野 万次郎
📞 うん。きっとケンチン喜ぶよ
小鞠 あなた
📞 そうかな?










電話が切れた部屋で私は泣き崩れた
私が熱を出さなきゃドラケンが腹部を刺されたりすることは無かったかもしれないのに…
そんな罪悪感に負われながら私は、自分の瞳からとめどなく溢れる雫を拭い続けた。