友達関係とか、勉強とか、通学とか。
色々あった。泣き虫だから、6年になっても泣いてばかりだったと思う。
卒業式が終わり、謝恩会も終わり、先生と写真を撮った。
最後のお別れ。その時だった。
肩をポンポンとされ、耳元で「色々頑張ったな。」って言ってくれた。
卒業式から堪えていた涙が一気に溢れた。
そして、「向こうでも頑張りや?」って角砂糖のような甘い甘い声で言ってくれたね。
そしてマシュマロのような優しいハグまでしてくれた。
普段は厳しくってでもおかしい先生。
けど、今日だけは。
可愛くって仕方なかった。
先生。ダメだよ。好きになっちゃうじゃん。
何回も見返す先生との写真や動画。
ずっと笑っててね。先生。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。