君は、みんなから人気で変なこと言われても全て笑いに変えて
ほとんどの女子の好きな男子は君。
でも私は違う。人の話を聞いても適切なアドバイスができない。
そんなに人気もないし、君に近づく権利はない。
なのに、なのに。
私は君のことが好き。
こんな気持ちすぐに消える。これまではそうだった。
私って本番には弱いんだなぁ…
こういう時だけ消えないの。どんなに泣いても泣いても
君への「好き」っていう気持ちは消えない。
私は君と僕の共通点を探す。でも見つからないんだ。
探しても探しても見つからない。一生見当たらないのかも。
こんな時に進学の時期が来るなんて…酷いよ…
君と僕は違う学校へ。他のみんなは一緒なのに君だけ違うの。
なんで君は、そっちに行くの?
なんで離れるの?ねぇ教えてよ…?
君と僕の差はあり過ぎる。君に恋しなければよかった。
愛さなければよかった。ごめんね。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。