第22話

野菜炒め
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2021/01/12 22:05

白熱した試合をまだ見ていたかったが、うちは台所へ向かおうとしていた。


音駒と合同でご飯を食べることになったので、急遽、うちと潔子さんで作ることになったのだ。


体育館を出ようとしたところで、見覚えのある人とぶつかりそうになる。


??「あ、」


……あ、さっきのちっちゃい人。


確か、夜久さん、だったよね。



あなた「えっと…どうも…」


夜久「ねえ、ご飯作りに行くの?」


あなた「はい、」


夜久「もし、メニューが決まってなかったらさ、や、野菜炒めとか、作れない…?」


野菜炒め…か。


うん、全然余裕。   ←cookpadという最強の味方がいるから☆


あなた「はい!野菜炒めですね!任せてくださいよぉ!」


どんと胸を張って答えると、夜久さんはニカッと笑ってくれた。


夜久「ありがとな!よっしゃぁ、試合頑張るぞーっ」


クロ「おいおーい、何抜け駆けしてくれちゃってんのぉ?」


黒尾さんが夜久さんの肩に手をまわしている。


あなた「す、すみません!抜け駆けなんてつもりはっ…!!」


クロ「………どんな勘違いしてんの、嬢ちゃん」


こ、怖いいいいいっ!!


あなた「し、失礼しましたああああああっ!!」


全速力で台所へ向かった。











あなた「…野菜、少ないなぁ」


冷蔵庫の中は、ほぼ何も入っていなかった。


あなた「…買いに行くか」






もう一度体育館に戻り、武田先生に報告する。


あなた「あの、食材がなかったので、買ってきてもいいですか?」


武田「ええっ、そっかぁ、女の子1人じゃちょっと危ないかなぁ…」


あぁ、うちなんて女とも思われないと思うんで大丈夫ですが。


武田「清水、本当にごめんけど、」


清水「構いませんよ。行ってきます。行こっか、あなたちゃん」


あなた「はっ、はい!」


潔子さん、ナンパされそうで怖いなぁ…。















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読んでくださりありがとうございました😊

夜久ちゃん、まじ可愛くないですか?

いやぁ、ほんと、愛してる()。

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