第112話

最強コンビ
3,025
2021/04/17 22:00

澤村「一本取るぞー!」


全員「「おーすっ!!」」



VS梟谷の試合が始まった。


梟谷は今のところ、合宿に来ている高校としては最強チームだ。


そんな梟谷をギャフンと言わせるためには、やはりあの2人の速攻が必要。



もし、成功できたら____________。












それは、旭さんのサーブで始まった。


力強いジャンプサーブによって打たれたボールは、梟谷の体勢を崩した。



赤葦「木兎さん!」


木兎「しゃあ!」



あ、月島くんが影山くんに何か言ってる。


ストレートをしめろ…とか言ってるのかな。難しくてよく分からないけど。



木兎さんによって打たれたボールは月島くん達のブロックに阻まれ、しかしそのボールはコート外へ。


清水「あちゃー…」


あなた「惜しいですね」


谷地「でも……進化、してる!」







〜試合割愛〜



うおぉっ!すごいっ、木兎さんのインナースパイク!!


木兎さんはブロックを避けて、めちゃくちゃ内側に打ってきた。


潔子さんによると、あれは肩が柔らかくないと負担が凄いらしい。


木兎さん、意外と身体は柔らかいようだ。



木兎「見た!?あかーし、ねー、俺の今のちょーインナースパイク見たァ!?」


赤葦「見ました。凄いですね」


木兎「あなたも見てた!?凄いだろ!カッコよかった!?マグレだけど!!」


あなた「!!」


思わずコクコクと頷くと、木兎さんは太陽スマイルを見せてくれた。


いきなり自分に振られてビックリした。



田中「スッゲーな…マグレでも」


旭「打ってみてぇ…」



武田「あの梟谷の木兎くんは不思議ですね。敵であろうと、称賛の拍手を送りたくなる選手というか…」


烏養「確かに。敵味方関係なく、士気を高めてしまう選手なのかもな」


うん、木兎さんはいろんな意味でも不思議だと思うんだが。









〜試合割愛〜



飛んできたボールを影山くんがトスして__________日向くんが構えた。



まさか、速攻をするつもり!?


緊張とワクワクが混ざって、途端にソワソワしてきた。




日向くんはぴたりと止まったボールを_________打った!





それはブロックに阻まれることなく、地面に叩きつけられた。






成功、した………?








日向「うおおおおおおおっ✨」



烏養「っしゃあああああ!!」



あなた「凄い凄い!!やったああああっ!!」







やっぱり、日向くんと影山くんは、最強のコンビだ。









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