第13話

おばけぇっ!?
6,890
2021/01/07 10:08

真夜中。喉が渇いて、ジュースを買いに廊下に出た。


寒いし怖いしカタカタと足が震える。


がたんっ。


あなた「ぎゃっ!!」


じ、自動販売機の方から音が…って、あれ?


日向くん?



あなた「日向く…」


日向「ひきゃうっ!!」


え、やだ何その驚き方可愛い。


日向「…って何だぁ、あなたかぁ」


あなた「びっくりさせちゃってごめんなさい…」


田中「おう、2人とも」


あなた&日向「「うわあっっ」」


田中「うるせえっ!驚かせてごめんな。日向がどっかに行くからさ、夢遊病かなって心配になってさ」


日向「お茶買いに来ただけっすよ」


日向「あ、あと…
























        知らない人、居るんですけど」



田中「へぇ…?そんなわけねえだろ。ここ使ってるの、俺たちだけ…」


日向「何かっ…こ、ども、」


田中「そんなの、見間違い、だろ。窓に映った自分じゃ…」


あなた「そっ、そうです…見間違いですっ、」


この状況が怖くて、あんなに嫌がっていたフードを被ってしまった。


…田中先輩の後ろに…





















人影?











日向「う、うしろっ!!」


田中「ん?…う、」



3人「「「うわああああああああああっ!!!!」」」











??「んだよ、そんな大声出して」







え…?ゆ、ゆう、くん?





田中「んだよー、ただのノヤじゃねぇかよぉー」



何だぁ、ほっとした…。


っていうか…



いまのゆうくん、いつもと違う。そうか、髪型か。


いつもは上げてるけど、お風呂上がりだから下ろしてるんだ。


何か、カッコいい。


日向「西谷先輩…ちっちゃくなってる…」


ノヤっさん「ああん!?あなたよりはでけぇだろ!」


田中「プククっ、いつもは髪の毛で盛ってんのか」


その時、気づかなかった。



ゆうくんの後ろに、人影があったことに。



      






       「君たちぃ、何してんn…」






4人「「「「ひぎゃああああああああああああああ」」」」




澤村「うるっせええええええ!さっさと寝ろやあああああああ!!」







ちなみに、その人影、旭さんでした。











幽霊とかじゃなくて本当に良かったと思うけど。


ここから1人で戻って1人で寝るのも心細い…。


うちはくいっと日向くんの袖を引っ張った。


日向「ん?どうしたのあなた…」


あなた「うちも、一緒に寝ていいですか……?」


日向くん、固まってる……。


やっぱり、嫌だったかな…。


あなた「ごめ、やっぱ1人で…」


日向「い、いいよ!おいで!」


日向くんと手を繋いで、うちは廊下を駆け抜けた。


















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読んでくださりありがとうございました😊

おばけ、いなくて良かったですね(^_^)

あと、おまけで下に田中実況書いときます。

では、どうぞ。











田中side

あなた「うちも一緒に寝ていいですか…?」


ははっ、日向、固まってやがる。


そりゃそうだろうなぁ。


顔面偏差値高い、うさ耳フード被った女子にお願いされてんだもんなぁww


日向、がんばれ…!!


日向「い、いいよ!おいで!」


お!日向選手、この場を切り抜けたあああああっ!!


爆速で走ってゆきます日向選手!!


あなたが追いついておりません!!


…って、俺めっちゃ馬鹿げたことやってるし。













結論  田中はいい奴やねん。

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