月島くんは、代わりに入っていた成田先輩と変わり,早速コートに入っていった。
田中「おいー、女子に手当てされるとか羨ましいなコラー」
月島「じゃああなたに手当てしてもらうために怪我でもしてみますか?」
田中「スミマセン」
冴子「おいー、月島と2人っきりだったんだろー?なにもなかったのかよぉ」
あなた「?タブレットで中継見てました」
冴子「鈍感すぎかよぉ」
ウシワカのボールは月島くんの右手をアタックし,また彼が顔を歪める。
谷地「右手っ……」
月島「ワンタッチーッ!!」
!!!!
あなた「良かったぁ……」
谷地「良いの!?右手だよ!?」
あなた「ううん、……前の月島くんだったらさ、多分ここで折れてたから」
烏野は少しずつ好調へと向かい,点数は20対19 、あと1点取れば,烏野は春高への道を進む(早えよ)。
白布さんのトスを、ウシワカが思い切りジャンプしてアタックする。
旭さん、月島くん、澤村先輩が3枚でブロックに入るが,ウシワカはクロスで打ち、そしてそれを影山くんが取る。
澤村「旭、ラストーっ!!!」
がんばれ,頑張れっ……!!
あなた「負けるなーッ!!!!」
バシィィィッ!!
旭さんのアタックがブロックに捕まり,ボールが跳ね返ってくる。
田中「もう一本!!チャンスボール!!!」
シンクロ攻撃
皆が飛び上がる。
影山くんのトスは,日向くんを選んだ。
一筋だけ,守備のいない道を見出す。
彼の打ったボールは一直線に飛んでいき_____________
地面に,落ちた。
ピーッ!
あなた「〜っ!!!」
「「「しゃあああああああああ!!!!」」」
ううぅっ、涙で前が見えない……!!!
勝った,勝ったよ_______________。
谷地「やったああああああ!!!」
隣にいた仁花ちゃんと抱き合い,勝利を喜んだ。
白鳥沢に、勝った。
烏野の皆は,春高に進むのだ。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。