第176話

強豪への挑戦
2,106
2021/08/02 22:00

月島くんは、代わりに入っていた成田先輩と変わり,早速コートに入っていった。



田中「おいー、女子に手当てされるとか羨ましいなコラー」


月島「じゃああなたに手当てしてもらうために怪我でもしてみますか?」


田中「スミマセン」




冴子「おいー、月島と2人っきりだったんだろー?なにもなかったのかよぉ」


あなた「?タブレットで中継見てました」


冴子「鈍感すぎかよぉ」




ウシワカのボールは月島くんの右手をアタックし,また彼が顔を歪める。



谷地「右手っ……」




月島「ワンタッチーッ!!」



!!!!




あなた「良かったぁ……」


谷地「良いの!?右手だよ!?」


あなた「ううん、……前の月島くんだったらさ、多分ここで折れてたから」








烏野は少しずつ好調へと向かい,点数は20対19 、あと1点取れば,烏野は春高への道を進む(早えよ)。



白布さんのトスを、ウシワカが思い切りジャンプしてアタックする。


旭さん、月島くん、澤村先輩が3枚でブロックに入るが,ウシワカはクロスで打ち、そしてそれを影山くんが取る。




澤村「旭、ラストーっ!!!」





がんばれ,頑張れっ……!!




あなた「負けるなーッ!!!!」








バシィィィッ!!




旭さんのアタックがブロックに捕まり,ボールが跳ね返ってくる。



田中「もう一本!!チャンスボール!!!」






シンクロ攻撃






皆が飛び上がる。






影山くんのトスは,日向くんを選んだ。







一筋だけ,守備のいない道を見出す。





彼の打ったボールは一直線に飛んでいき_____________












地面に,落ちた。













ピーッ!













あなた「〜っ!!!」






「「「しゃあああああああああ!!!!」」」





ううぅっ、涙で前が見えない……!!!



勝った,勝ったよ_______________。






谷地「やったああああああ!!!」




隣にいた仁花ちゃんと抱き合い,勝利を喜んだ。









白鳥沢に、勝った。







烏野の皆は,春高に進むのだ。

プリ小説オーディオドラマ