第205話

サバサバ系女子
1,966
2021/09/01 06:14

イチカ「あなた、この問題分からん?アタシ解けへんこれ」


あなた「ん?これ?いーよ!」



イチカは人懐っこくて,すごく可愛かった。


金髪のロングの髪を巻いていてピアスも開けていて,ちょっと見た目は怖いけど。


ずっとニコニコしてるし,彼女の笑顔はうちの緊張もほぐしてくれる。



あなた「……ほら、できた」


イチカ「わーっ、すごーっ!分かった分かった、もうテスト100点や!!」


あなた「が、がんばれ笑」





??「………おい、俺らのあなたになにしとんねん」





後ろから低い声が聞こえて,ビクリと肩を震わせる。


振り返ると,そこには鬼の形相の侑くんが。




侑「ヤンキーがあなたに近づいてんとちゃうぞ……」


イチカ「あ''ぁん?」


あなた「こらぁっ、侑くん!」



椅子から立ち上がって声をあげると,侑くんは目をまん丸にしてキョトンとした顔をした。



あなた「いっちゃんに手ェ出したら許さんからな!もう侑って呼ぶからな!」


侑「はぁ!?お前もう人と仲良くなっとん!?あと呼び捨ての方が距離感近くなるからそれでええわ!」


あなた「………宮さんって呼ぶ」


侑「呼び捨てでお願いします」




??「侑ー、あなたに怒られてやんのー,写真撮ろ」



侑「角名!!消せやぁ!そして後ろでこっそりメシ食ってるサムも出てこいや!!」




「え、バレー部のセンパイやん?」


「あなたチャンモテモテやんな」




イチカ「す、角名センパイや……」


あなた「なんでここにいるんですか」


角名「可愛い妹が心配になって」


あなた「イチカお姉ちゃーん、わたしこんなお兄ちゃん嫌やー」


治「あなたー、おにぎり食べる?」


あなた「やったー!」








「……なんか、ちょっと兎和のポジションに嫉妬しとったけどさ」


「おん」


「アレに恋愛要素感じんから、もう嫉妬心ないわ」



「……おん」










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