ぐく達を無視して
ユナの所へと向かう
SEVENTEEN
外からでも楽しそうな会話が聞こえる
深呼吸をして楽屋の扉を開ける
昔は …
" お帰り , 心配したよ "
"おっぱと遊ぼっか ? "
" あなた ~ これ食べる ? ? "
" この化粧水めっちゃ良いよ "
" 皆んなでゲ ー 厶するぞ ! ! "
そんな言葉が色んな所から聞こえてたね
でも , 今は … 変わったんだ
私への悪口と細菌扱い
深く胸に刺さる
どれほどその言葉が苦しいか …
これまで一緒に頑張って来た
大切な人 , いや家族に
虐められて暴行されて
奴隷になって , 半殺しにされてっ
凄く辛いんだよ ? ?
精神的にもやられてさ …
それに , それに死ぬんだよっ ? ? 私
分かんないよね
てか死んでも何とも思わないよね
言っても誰も悲しんでくれない
求めてもくれないし
どんだけ嫌われてんだろ自分 .
あ ー やっぱり死にたい
そうした方が気持ちが楽になるかも
大きな机の上に
感謝の手紙を置いた .
でも捨てようとしたから
止めて , 絶対に呼んでね ? って言った
何時間もかけて書いたんだから …
そして最後に
" Say the name SEVENTEEN ! 감사합니다 "
そう最後に元気良く挨拶をして
楽屋を出た .
もうやり残した事は … 無い , な
私の人生幸せ過ぎた
だから天罰が下ったのかもしれない
それなら良い
しっかりと受け止めるべきだろう
ユナと屋上まで来た
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。