真司と仁が作り出した二体のAI
一体目は、『力』が拡張された死の神に近い『殺戮の兵器』ゼロ。
そして二体目は、『心』が拡張された生の神に近い『善意の兵器』アレン。
長年の努力がやっと形になった事で真司と仁はとても喜びましたが………その喜びは直ぐに喧嘩という形に変化してしまいました。
二人共研究者としてのプライドが高すぎた為、自分が居たからこそAIを完成させる事が出来たという理由でいがみ合ってしまいました。しかし、人間の命とはロボットとは違い儚いものです、仲直りも出来ないまま二人は亡くなってしまいました。
その後、真司と仁が心配していた異国との争いは解決し、今では異国と力を合わせていました。しかし、問題は人間では無く、残されたAIだった。ゼロは地球征服をしようとしていた。
アレンは、それを止めようとしていた。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。