無料ケータイ夢小説ならプリ小説 byGMO

第9話

敵襲
第9話 敵襲

「じゃあ五組め・・・・ケロケロキティとウララカキティGo!」
「めっちゃ悲鳴あがっとるやん・・・・・」
お茶子が怖々と進む。梅雨ちゃんは相変わらずの無表情(?)だ。ちなみに弥生は緑谷とペアになった。

更に十分後
「何このこげ臭いの・・・・」
「黒煙・・・・・」
ピクシーボブとマンダレイが呟く。
そのとき
「何で・・・・・!万全を期したハズじゃあ・・・・!何で敵がいるんだよォ!!」
峰田が顔をひきつらせて叫んだ。
「やばい・・・・・!」
(洸汰くんが!)
弥生が行くより先に緑谷が動いた。弥生の"個性"には様々な使い方があるが自他のパワーアップもその一つだ。弥生はこっそり緑谷を自らの″個性″でパワーアップさせて自分もくるりと向きを変えた。立ち去る瞬間マンダレイに囁く。
「裏会に従います」
マンダレイは悔しそうに唇を噛みしめながら弥生を送り出す。弥生が立ち去ったことに気づいた生徒は誰一人としていなかった。

補修組

『皆!!』
「マンダレイのテレパスだ」
「これ好きー」
「交信出来るわけじゃないからちょい困るよな」
「静かに」
『敵二名襲来!!他にも複数いる可能性アリ!動ける者は直ちに施設へ!会敵しても決して交戦せず撤退を!』
「何で敵が・・・・!」
「ブラドここ頼んだ。俺は生徒の保護に出る」
「バレないんじゃなかった!?」
生徒の不安そうな叫びを聞きながら相澤は外へ飛び出した。
「・・・・・マズイな」
「心配が先に立ったかイレイザーヘッド」
顔が継ぎ接ぎだらけの敵が炎を纏った手を施設へ向けた。
「ブラド!!!」
「邪魔はよしてくれプロヒーロー。用があるのはおまえらじゃない・・・・・」


『裏会の命令で一度姿を消す事になりました』
爆豪くんが狙われているというテレパスを聞きながら無線でプロヒーローに連絡をいれる。返事はないが恐らく聞こえたはずだ。
いつの間にか火がついていたようだ。煙とガスが充満した森を走る。敵連合を探して。
(焦凍は無事かな・・・・・・)
神速で走る弥生は八百万に会い足を止めた。
「星空さんこれを!」
八百万が渡してきたのはガスマスク。
「いい。私毒効かないからっ!」
「星空さん!?」
やけくそに叫んでその場を離れた。
弥生が去った後に微かな光が舞っていた。その部分だけガスと炎が散っていて・・・・・。

「そういえば・・・・・一応聞いとくか。星空弥生って奴を知ってるか」
(弥生?何故弥生を)
「知らないのか?まあいい。そのうち見つかるだろ」
荼毘は不敵に微笑み、炎を手に纏った。

「聞いたか爆豪お前狙われてるってよ」
轟がいつもの無表情のようで本人的には焦っている表情で言った。
(弥生は・・・・・どこにっ!)
「かっちゃかっちゃ頭の中でうるせぇんだよ!闘えって言ったり闘うなって言ったりよぉ~!?ああ!?」
爆豪が歯を刃物のように伸ばして攻撃する敵に向かって大きくジャンプする。
「クッソどうでもいいんだよ!」
しかし
あえなく防御され舌打ちして後ずさる。
「地形と"個性"の使い方がうめぇ」
(弥生どこに行ったんだ・・・・・)
そのとき
「二人とも大丈夫!?」
叫びながら刀をふって衝撃波を飛ばすのは、弥生。
「弥生!」
「ああ!?」
「無事だったか・・・・・・!」
抱きしめようとした轟から逃げるように弥生は顔をそむけた。
「ごめん」
「・・・・?無事だったからいいぞ」
「・・・・・・・ごめんっ」
弥生はくるりと向きを変えて"個性"を使ってその場を離れた。
(・・・・・・っ、ごめん・・・・!)

時は経ち

敵連合たちと緑谷、轟、障子が対峙していた。敵の"個性"のせいで爆豪と常闇が小さな丸い何かに閉じ込められていた。障子が取り戻したと思い、歓喜したのも束の間。
「悪い癖だよ。マジックの基本でね。モノを見せびらかす時ってのは・・・・・・・トリックがある時だぜ?」
ダミーだったことを知らされ愕然とする緑谷、轟、障子を残して敵連合はそのまま黒いワープゲートに入って立ち去ろうとする。
「!?」
不意に仮面の男に向かって青く輝くレーザーが飛んできた。青山の"個性"だ。
緑谷、轟。障子の三人が同時に動く。緑谷は激しい痛みのためにうずくまってその場に倒れた。
「哀しいなぁ。轟 焦凍」
相澤を煽っていた敵が言う。轟は爆豪と常闇が閉じ込められた丸い何かを一つ取り戻した。
「確認だ。解除しろ」
敵がパチンと指をならすと。
(常闇っ)
轟が取り戻していたのは常闇で。爆豪は。
「問題なし」
「かっちゃん!!」
緑谷が叫ぶ。
「来んな、デク」
爆豪が黒いワープゲートに吸い込まれていく。
緑谷が叫んだ。
「・・・・うぁぁあぁああぁぁあ!」

しばらくして轟は弥生の不在に気がついた。
やがて弥生は誘拐されたこと